日記/有料化スタート（後編）

BBQ有料化スタート（後編）


これが9月3日（金曜日）現在の二子新地近くの多摩川河川敷。「有料化（詳細）」で取り上げた当初プランとは少し違っているようです。道路に沿って降りていくと、オレンジ色のフェンスと「バーベキューエリアはこちらです」の説明ボード。

料金所のプレハブが見えますが、現在は係員の休憩室に使用しているそう。右側の白いテントが料金所です。揃いの青いTシャツを着ているのが係員。この日は7人ほどでした。

入場
料金所に近づいていくと、テントから係員が近寄ってきました。一人ではなく数名。どうやら必ず複数名で検問、じゃなかった対応するようです。まず「BBQの方ですか？お一人ですか？後から参加する方はいらっしゃいますか？それとも魚釣りの方ですか？」と矢継ぎ早の質問。料金を支払うと「社会実験　バーベキュー利用案内」のチラシとリストバンド、「瀬田河川敷バーベキューエリア施設管理協力料　領収書　500円」の領収書を手渡されます。同時に、施設利用にあたっての注意事項を口頭で長々と説明されました。

私にとっての驚きは、地元住民が子どもと水遊びしようと釣りをしようと、このエリアに入場すると必ず500円を徴収されてしまう事です。BBQだけが対象ではなく、入場者全員から一律に徴収するそう。係員は「社会実験ですから」と言うんですが、どこか釈然としません。


係員の方にお聞きしました
何人かに囲まれ、説明があまりに長いので「もめる事もあるんですか？」とお聞きしてみました。やはり、有料化開始とともに色々なトラブルが起きているそうです。特に問題となるのは利用時間終了後。夜間の花火も禁止になったので、日中は警備員が二人ほどですが、夜間には増員されているそう。平瀬川河口から第三京浜までの多摩川河川敷は、両岸とも川崎市の管理になった事は係員も知らなかったそうです。写真は河川敷を見回る警備員。暑そうです。

新設されたトイレ
BBQに来られた方、特に女性が困っていたのはトイレの少なさと汚さ。建築現場のようなトイレを使えと言われてもねぇ。増設すると聞いていたので、どんなトイレなのか見てきました。あ・あれ？前のトイレとあまり変わらないような気が…。有料化にするんなら、もうちょっときれいなトイレにしてあげればいいのに。

商店街にもトイレがあるお店は多いのですが、一度お貸しすると大行列になって大変。そのうちどのお店も貸さなくなってしまいました。二子新地駅でもひっきりなしにアナウンスしています。「トイレをご利用の方は必ず入場券をお買い求めください」。聞いた話しではトイレが混雑して利用客からクレームが出ているそうです。

河川敷内のフェンス
フェンスはグラウンド側だけでなく、河川敷の内側にも張られています。このオレンジのフェンス内がバーベキューエリア、入場料を払った人だけが入れます。

橋の下の利用
炎天下のBBQは辛いものがあります。河川敷で唯一の日陰は橋の下。本当に立ち入り禁止なのでしょうか？ご家族と一緒に小学生も来るんです。日射病になったら大変！橋の下にはロープが張られ、「ここは通路です。橋の下は火気厳禁」の注意書きが下げられていました。係員の話しでは「火を使うことは禁止だが、飲み物を飲んだり休憩したりするのはOKとのこと」。そりゃそうでしょう。

どこでBBQをやるか
この日も何組ものBBQグループが来ていました。有料化と同時に誰も来なくなるんじゃないかと考えていましたが、平日としては8月より多い人出です。どのグループも、なるべく橋の下に近い場所で焼いていました。ロープは橋の端の真下にあります。時間帯によっては日陰になるでしょう。

日陰に敷いたブルーシートの上に荷物。食べ終わったら日陰に入りたいですものね。

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繰り返し書くようですが、お店にみえるBBQ利用者の方はちゃんと挨拶もでき、ほとんどの方はデポジット制でお貸ししている鉄板を返却されるんです。平成初期の頃のように、ルールを守り、ゴミを持って帰られるようになれば有料化の必要を感じないんですけどね。

あの鉄板、500円で持って帰られたら実は赤字です（泣）。

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